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しげぞーの他人には厳しく

しげぞーの他人には厳しく

アメリカの欠陥 2003/2/4

アメリカの欠陥 2003年2月4日(火)

 いよいよアメリカがやる気だ。
 ラムズフェルド国防長官は5日に開示する証拠について「証拠は証拠であり、それが強いか弱いかは関係ない。」と主張し、イラク攻撃の方針は変わらないことを示した。もう無茶苦茶である。裁判でも証拠が採用されるかどうか、また証拠がどう評価されるかはその内容による。しかしアメリカの理論では「少々説得力を欠いても、少々信憑性に問題があっても、証拠は提示さえすれば良い」というわけである。
 そもそもアメリカは核兵器も細菌兵器も持っている。それだけを理由にイラクを攻撃することは出来ないわけで、911以降は「テロ組織と結びついている国家がそれらを持つことが認められない」というあたりが主張であり、落としどころだったはずだ。それにもかかわらず、現在アメリカとともに最も好戦的な英国のブレア首相は「イラクとアルカイダを結びつける証拠はみつかっていない」と議会で明言してしまった。いつのまにか主張がずれて行き、当初の目的の遂行に向けて準備だけが着々と進む。
 日本も対岸の火事ではない。ブレアはいつのまにやら参戦に関しては議会と国民の了解を得てからと苦し紛れに方向転換した。となれば、アメリカと協調路線を取るのはイラク攻撃が始まる直前までだけで、実際には攻撃に加わらないことも十分あり得る。
 気が付いたら、アメリカにもっともべったりなのは日本という可能性も十分あるだろう。いざとなったら断りづらいことでも、予め意思表示しておくと雰囲気は随分変わってくるはず。今のうちに攻撃には協力しないことを表明しておくことが大事だと私なら考える。

 それにしてもアメリカは不思議な国だ。スペースシャトルコロンビア号の不幸な事故で乗務員7人が死亡したことにはあれほどの悲しみにうちひしがれるにもかかわらず、戦争によって失われるであろう、何千人、いや何万人という命には何も感じないのだろうか。「アメリカ人の命はかけがえのないものだが、イラクの人間の命ならそうではないと思っている」と取られても仕方あるまい。人間として必要な想像力が麻痺しがちで、雰囲気に流され、本質を見失うことも多々あるのがアメリカという国の欠陥なのである。

 昨日は思った通り、帰りが遅くなり、自宅に戻ってきたのは朝の4時。疲れているはずなのに、思ったほど眠れず。5時過ぎには目が覚め、朝ご飯の準備。冷凍してあったご飯をレンジで温め、納豆と玉子焼き、千枚漬け、そして玉葱と卵の味噌汁で食べる。
 食後に馬に乗りに行く。5鞍。牽引後、いったん帰宅し、シャワーを浴びてからオフィスへ。ソファで1時間半ほど昼寝。昼はヨーグルトとリンゴのみ。メールをチェックし、今日明日のスケジュールを確認し、帰宅。
 明日の手術時間には到底病院へ行けそうもないため、その代わりというわけでもないが、今日も病院へ行く。2日続けてのロングドライブには正直疲れたが、何年に1度あるかないかのことだと思えば、どうということもない。
 なお、素晴らしい病室に入り、ご満悦の母は手術後しばらくはその病室で入院生活を送ることに決めているらしい。なんという贅沢なとは思うが、年寄りの、しかも病人のわがままとなれば諫めづらい。だいたい私も2年前に身分不相応な入院生活を送っているのだ。
 病院からの帰り道、病院近くの本屋で大量に本を買う。ハードカバーもあれば、文庫本もあり、雑誌も専門書も片っ端からという感じで、全部で70冊。車で移動すると、買いすぎる傾向にあるが、それにしてもとんでもない出費だ。もっとも諸に仕事関係の本や、仕事の参考にする本も少なくなく、それも仕方がないとある程度割り切っている。
 晩はモスのライスバーガー海鮮かき揚げ、オニオンリングフライ、ジャスミン茶を運転しながら食べる。



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